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ペルシャ探訪2008~イスファハン(2)~ [Salam]

迎えに来たワゴン車に乗り込み、エマーム広場を目指す。
付いてくれたガイドさんはペルシャ語・英語・ドイツ語でのガイドが可能らしい。
私は残念ながらどれもダメなので、夫から通訳を受けるしかない。
英語くらいせめて聞き取れれば、旅行はもっと楽しくなるね。

エマーム広場は510m×163mの長方形をした広場で、
その周りには見所が満載なのだ。
この大きさの広場は世界最大らしい。

E:\写真\デジカメ\2008_0703\DSCF0475.jpg

まず行ったのは「マスジェデ・エマーム」というモスクである。
「マスジェデ」というのはペルシャ語でモスクのことだ。
ちなみに「エマーム」というのはアラビア語で「指導者」のことらしい。

マスジェデ・エマームはおそらく、イスファハンに行った人が真っ先に
訪れる場所と思われる。入口の門の飾りが実に見事。

E:\写真\デジカメ\2008_0703\DSCF0485.jpg

E:\写真\デジカメ\2008_0703\DSCF0480.jpg

E:\写真\デジカメ\2008_0703\DSCF0486.jpg

E:\写真\デジカメ\2008_0703\DSCF0493.jpg

モスクのドームは2重構造になっていて、ちょうど真ん中の真下に
7つの石が埋まっている。
そこに立ち手をたたくと、やまびこのように7回音が反響して聞こえる。
周りが静かならば、ほんの小さな音でも反響して聞こえるのだ。
真ん中からずれると反響がしなくなるのがとても面白くて
何度も何度も手をたたいて音を確かめた。
言葉がわからなくてもこの建物がスゴイってことはよく分かる。

E:\写真\デジカメ\2008_0703\DSCF0507.jpg

モスク全体のタイル細工とか、地震で建物が倒れないための細工とか
どんな季節でも、影で正午がわかる日時計とか、
この建物を作った人は本当にスゴイぞ。
昔の偉人の知恵の結晶は、歴史となって今もこれからも
ここに建ち続けているんだな・・・と思う。

E:\写真\デジカメ\2008_0703\DSCF0503.jpg

※余談・・・
イランは1979年に起こったイラン革命により、政治自体がイスラム教に
基づいて行われるという体制となったわけです。
そのときに革命の指導者だったのが「ルーホッラー・ホメイニー」師で、
彼は「エマーム・ホメイニー」とも呼ばれています。
私は滞在中「地球の歩き方・イラン」を熟読し、行きもしない都市の
ことまで相当知ることになったわけですが、
イランの都市には結構な確率で

「エマーム通り」
「エマームホメイニー通り」
「エマーム広場」

などの地名があります。
エマームというのはわりと頻繁に見かけるワードなのです。
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こうちゃん

最近、ブログで海外旅行の記事が多いですね。
by こうちゃん (2008-07-05 20:19) 

luces

とても広い広場に広大な建物、それを埋め尽くす細かい装飾に圧倒されます。建物の曲線もとても美しいです。昔の人々の情熱は素晴らしいですね。
by luces (2008-07-07 19:45) 

へろーめ

こういう建物を見ると
人間の知恵には限界がないのではないか
そういう気持ちになります。
by へろーめ (2008-07-09 09:03) 

ayupot

>こうちゃん
3回目のイランですが、今回はブログに書く気満々で
いろんなものをじっくり見てきました。
by ayupot (2008-07-09 09:17) 

ayupot

>lucesさん
これを作るのには長い年月と大勢の人が必要でした。
労力を惜しみなく注いで手作業で作ったものですから
今まで残っていられたんでしょうね・・・
by ayupot (2008-07-09 09:19) 

ayupot

>へろーめさん
イスファハニーさんも天才だったと思います。
その天才を見出した王様もすごいですね。
by ayupot (2008-07-09 09:20) 

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