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ペルシャ探訪2008~交通事情~ [Salam]

イランに初めて行ったとき、空気の悪さに驚いた。
排気ガスが充満していて、気管支に問題のあるひとにとっては
相当つらいぞと思った。

あれから約3年が経ち、イランの排ガス事情はかなり改善された
ように思う。

しかし、運転マナーは変わってはいなかった。
イランは右側通行だが、向かいから来る2輪車が
センターラインを超えて向かってくるなんてことは日常茶飯事。
歩行者は平気で車が行きかう道を渡る。
わたしはやっぱりうまく渡れない。

イラン人ドライバーは間隔を読み取る能力が非常に高い。
4車線のところを車が5台走っているなんてことも
ままあることだが、決してこすらないしなー。
自分の乗ってる車の幅+数センチある、いける、というのを
きちんと判断しているからこそ、なせるワザだ。

そんなイランの交通事情をリアルに体験してみてね。


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ペルシャ探訪2008~イスファハン(9)~ [Salam]

イスファハン旅行もいよいよ最終日。
嗚呼・・・・エマーム広場近辺しか見てない。
日本から何百キロも離れた土地に来てこのザマかよ。
ふがいない・・・

そんな悶々とした気持ちのままではテヘランに帰れないので、
ナントカ自分がいけそうな場所がないか模索。

夫は「無理すんな」というが、つまんないじゃない。
彼もせっかく何年かぶりにイスファハンにきてるってのに、
どこも見られないのはやっぱいけないんじゃないか。

まずは腹ごしらえだ!
ということで、朝ごはんに行く。
アッバスィーホテルには「朝ごはん専用ホール」がある。
どうやら、朝ごはん会場としてしか使われていないらしい。
何たる余裕ぶり。

E:\写真\デジカメ\2008_0703\abassi\DSCF0547.jpg

朝ごはん会場からは隣にあるモスクが見える。

E:\写真\デジカメ\2008_0703\abassi\DSCF0624.jpg

朝食はビュッフェ形式で、トマトのオムレツがおいしかった。

そして、今思えば無謀な挑戦だが、残りの市内観光に出かける。

まずはバードパークに。
ここを訪れる観光客はほとんどいないでしょう、と思われる施設だった。
あたしが初の日本人じゃないかと思うほどだ。
まあ、それはいいすぎだろうけどね。

こんなペリカンとかがいるよ。
E:\写真\デジカメ\2008_0703\DSCF0639.jpg

その後は「メナーレ・ジョンバーン」に行った。

E:\写真\デジカメ\2008_0703\DSCF0647.jpg

ここにはモスクがなくメナーレだけがある。
片方の塔を揺らすと建物全体が共鳴してもう片方の塔も揺れるという
不思議な構造になっている。
毎時ちょうどになると係員のオッチャンが右側の塔に入って
ガシガシ揺らしてくれるのを見ることができます。

次は「マスジェデ・ジャーメ」に行った。
イスファハンで一番古いモスクだ。
一番古いだけあって、ところどころ壊れそうな箇所がある。
壊れそうな箇所をつっかえ棒のようなもので押さえてるのにはたまげた。

E:\写真\デジカメ\2008_0703\DSCF0669.jpg

そしてここでこの旅初めての日本人に出会う。
地球の歩き方をとっても活用していそうな人だ。
わたしはぱっと見て日本人だとわかったが、夫はわからなかったらしい。
お互いがたどたどしい英語で話していた。

写真を撮ってもらったけど、ばっちり逆光っす。
でもこれもいい思い出っす。

E:\写真\デジカメ\2008_0703\DSCF0665.jpg

最後にスィーオセポルに行った。
橋のアーチが33個あるから「スィーオセ」
「ポル」は橋のこと。
水が少ないので、橋の脇の川のところからでも向こう岸に渡れるようである。

E:\写真\デジカメ\2008_0703\DSCF0658.jpg

そしてこのあたりでいよいよ足が限界となった。
骨折れてるのにがんばった自分に「ナイスファイト」といいたい。
でも、次はいつ来られるかわからないから、無理してでも
このくらいまわったことは良かったと思う。

明日はテヘランだ。
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ペルシャ探訪2008~イスファハン(8)~ [Salam]

今日は金曜日。
イスラム教の国イランでは、金曜日が休日となる。
金曜の夜ともなれば、街に繰り出す人の多いこと多いこと。

イランでお茶と言えばチャイ(紅茶)のことであり、家のことを「ハーネ」と言う。
チャイハネというのは、いわゆる喫茶店のことである。

チャイハネといえば、おじさんたちが寄り集まって水タバコをふかしている
というイメージがあった。

たとえばこんな感じ
E:\写真\携帯\iran2007\070110-002200.jpg

まあ、これは極端で、いろんなチャイハネがあるらしい。
というのも、チャイハネに行くのは実はこれがはじめての私なのであった。

アッバスィーホテルのチャイハネはおじさんが寄り集まって水タバコプカプカの
チャイハネとは大いに違う、洗練されていて、それでいて伝統的なたたずまいの
ステキ空間だった。

チャイボゾルグ&ナバート
E:\写真\デジカメ\2008_0703\abassi\DSCF0569.jpg

ボゾルグは「大」ということである。
ナバートはサフラン入りの飴のことで、チャイに入れたり
そのままなめたりする。
普通の砂糖とは違い、優しい甘さでおいしい。
チャイも自分ちで適当に入れた紅茶とは大違いのおいしさだ。
幸せ!

だんだん暗くなってくると、チャイハネはますます活況を呈してくる。
人がどんどん集まってくる。
夜風に吹かれ、ワイワイという声を聞きながら星を眺めるのは本当に気持ちがいい。

時おりこんな館内放送が流れたりもする。
「ご来場の皆様、イスラム式の服装をお守りいただきありがとうございます」

ちゃんとスカーフしてね、マント着てね、ということが言いたいわけである。
アッバスィーホテルには外国からのお客も多いので、こういうアナウンスが流れるのだろう。

外国人は皆、スカーフをしたりマントを着たりすることを
楽しんでいるように見えたけれども。

E:\写真\デジカメ\2008_0703\abassi\DSCF0615.jpg

屋内では水タバコの用意もあるみたいだけれど、
屋内に座る人はとても少なかった。
こんな気持ちのいい夜だから当たり前だなと思う。

E:\写真\デジカメ\2008_0703\abassi\DSCF0616.jpg
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ペルシャ探訪2008~イスファハン(7)~ [Salam]

そして翌日になった。

昨日ホテルに帰ってからは、必要最小限の行動しかしなかった。
足裏をベッタリ床につけるという、普通の行動はもはやできないため
爪先立ちまたはかかとのみで歩いてはトイレに行ったり、という程度。
明日はすこし良くなっているといいなと思いつつ・・・・

骨折しているので、翌日良くなっているはずもない。
これでは市内観光の続きは無理だと判断し、2日目はずっと
ホテルにこもる。

つまんないよー。
しかしながら、怪我は仕方ないとはいっても自分の不注意だ。
それに付き合ってホテルで昼寝している夫。
可哀想。
だけどテレビの言葉がわかるから、やっぱり可哀想じゃないヤイ(´・ω・`)

イランの映画を見た。
言葉は全くわからない。
覚えたての単語が切れ切れに聞こえる程度だ。

それでも見てればなんとなくわかってくるものですね。
映画は2本あって、正直言うとどっちもやりきれない感じで終わる。
こういうのがイラン人好みなのだろうか?

ちなみにストーリと言うと、カッコイイ精神科医と結婚した女。
精神科だけに、はたまたカッコいいからなのか、
彼が結婚したことを知る女性患者が自殺未遂を計る。
医者としての使命感から、結婚式当日の夜、その患者を助けに行く彼。

そんな姿を見て不安に思う女。
彼は浮気性なんじゃないか、とかなんとか。
友達に相談を持ちかける。
すると友達がこんな提案をする。
「知り合いの女の子を差し向けるから、彼のこと試してみましょうよ」

いわゆる、ロンハーのブラックメールのようなことをするわけ。
おとりの彼女は患者を装って彼に近づいていく。

いかんなー結婚したてなのにそんな乱暴なことしちゃ。
そんなの付き合ってる間にわかるだろー。
どんな人かを結婚してから知ろうとするわけ?

などなど、いろいろ突っ込んでしまいたくなる展開だ。

ほかいろんな登場人物の思惑が絡み合って話は進む。
最終的には死人まで出てくる展開となりフィナーレを迎える。

そんな映画と、もう一本は

貧しい家に暮らす女。
お金が欲しくて金持ちに近づく。
その女のことを好きな男。どうやら親戚らしい。
打って変わってこっちは貧しい。

女は首尾よく金持ちの心をつかむことに成功するが
金持ちには妻がいた。
既に心は離れ、別れたいのだがと言う金持ち。
ヒステリックなこの妻は、女の家に数人で押しかけて
彼女をボコボコにしたりする。

奥さんを殺すしか、自分が幸せになる道はない。そう思った女は、
彼女を好きなその親戚の男に頼む。
「彼女がいなくなればわたしは幸せになれる、だから殺して」と。

なんとまあ罪なことをしたもんだ。

男は頼まれた殺人を犯し、そのまま逃亡するのだが、
この話には裏があって・・・・

結構救われない内容が多いね、イラン映画。
日本に来ているイラン映画とはまるで違う趣の話ばっかだ。

こんなのを言葉もわからず、時折夫に内容を尋ねながら見た。
そんなイスファハン2日目の昼下がり。


そんなこんなで夕方になった。
昼ごはんはルームサービスで済ませたけど、夜くらいは・・・
ということで、がんばってチャイハネとレストランに向かうことにした。

夜のアッバスィーホテル中庭はとてもキレイでした。

E:\写真\デジカメ\2008_0703\abassi\DSCF0594.jpg

E:\写真\デジカメ\2008_0703\abassi\DSCF0599.jpg
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ペルシャ探訪2008~イスファハン(6)~ [Salam]

イスファハンの話でこんなに続くと思わなかった。
でもまだまだ続いちゃいます。

イスファハンは砂漠に囲まれたいわゆるオアシス都市だ。
それゆえ、気候が砂漠に影響を受けている。
6月なのに、日中はハンパなく暑い!!!
イランは砂漠が多いので、テヘランだって暑い。
でも、イスファハンの日中の日差しの強さったら、
「外に出ちゃイカン」という気にさせられるのに充分だった。

昼間は昼寝。
日本ではあまりやらないことだけど、ここでは必要。
それでも、夜には涼しくなる。
最高気温は30度代後半に達し、最低気温は20度代前半。
かなりの気温差がある。

夜になったので、街に出かけた。
行き先はショッピングセンターだ。
タクシーに乗って、夕暮れのイスファハンの街を走る。
橋がライトアップされていたりしてきれいだ。

イスファハンのとある街角
E:\写真\デジカメ\2008_0703\DSCF0582.jpg

ショッピングセンターについた。小さいテナントが複数集まったようなところである。
そこで、ついにこの旅最大の事故が発生。

そう、骨折。

階段を下りているとき、どう足が滑ったのか、
右足の外側に全体重をかけてしまったのだ。
相当重かっただろうに。

パキって音がして、ジンジンしてきた。
パキっていう音はすごく鮮明に聴こえた。
頭の中に直接響いてくる感じだ。今でも思い出せる。

それ以上はもう歩けず、ホテルに帰ることにした。
夫が包帯と塗り薬と痛み止めを買ってきてくれた。
イスファハンはまだ2日残ってる。見たいところもまだあるのにー。
そのときはわからなかったけど、結果的に骨折してたわけなので、
ワタシの旅はそこで終わったも同然だったわけで。

いいホテルのいい部屋だったこと、それが唯一の救いだったかな・・・と思う。

骨折してわかったことは、自分の利き足が右足だってことと、
昔くるぶしあたりを骨折したらしいんだけど、なんかおかしな感じのまま
なんとなく治ってて、だから右足は前から弱かったらしいと言うことだ。

その日からワタシはますます、EURO2008観戦に情熱を燃やすようになったのだった。


おまけ
ホテルでのアザーンの様子。

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ペルシャ探訪2008~イスファハン(5)~ [Salam]

宮殿を見た後はバザールへ。
イスファハンのバザールは規模が大きい。
細く長く続いている。

E:\写真\デジカメ\2008_0703\DSCF0532.jpg

観光地のお約束だが、お土産屋に連れて行かれた。

まずは天然石の店だ。
夫はイラン人なのに、値切るのが超苦手な人だ。
まるで旅慣れない日本人のようである。
商売人の押せ押せトークに耐え切れず、「何か買いたい」と
日本語でこっそり言う彼。
情けないぞ!

ワタシは何もいらないけど、母へのお土産でも買ってあげましょうと思いつく。
買ったのはアメジストのネックレス。
いくらで買ったのか、それが妥当な金額なのかもわからないまま
買い物終了。

次に、天然石の店の隣にあるペルシャ更紗の店に連れて行かれる。
もう金輪際何もいらないんだけどと思いながらついていく。
その店は、ぱっと見いかにも「バザールねぇ」っていう、味のある
感じなのに、看板に日本語が書いてある。
一体誰が書いたのだろう。

E:\写真\デジカメ\2008_0703\DSCF0533.jpg

E:\写真\デジカメ\2008_0703\DSCF0533_2.jpg

最後は銅細工の店だ。
工芸品は、趣味人でないとうまく扱えないと思っている。
飾る場所とか考えないと、せっかくの工芸品が生きないからだ。
とか思いながら、店の中をうろついていたら、ペルシャ数字の
文字盤の時計があったのでちょっと欲しくなる。
なんか日本に帰る頃には針がもげてそうだけど、
たまには自分へのお土産もいいか、と思い、購入。

その時計がコレダ
E:\写真\デジカメ\2008_0703\P1000003.JPG

コレでガイドさんへの義理は十二分に果たしたろう。
ガイドさんはまだまだバザール内のガイドに意欲を燃やしていたのだけど、
疲れたのでホテルに戻る。

E:\写真\デジカメ\2008_0703\DSCF0672.jpg

※余談・・・
イランでのショッピングは、店頭にあるショーウィンドウの中に飾られている
商品を見て、お客さんが中に入ってくるのが一般的である。
「あの商品が見たい」といって、店主に出してもらうのである。
日本のように、客が勝手に商品を手にとって品定めする、というのは
あまり一般的ではない。

そのため、ショーウィンドウにはマネキンが立っている。
バザールにもマネキンは、いた。

E:\写真\デジカメ\2008_0703\DSCF0672_1.jpg

なぜかヒゲだ。

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ペルシャ探訪2008~イスファハン(4)~ [Salam]

マスジェデ・シェイフ・ロトフォッラーの、広場をはさんだ向かい側にある建物を
「アーリー・ガープ宮殿」という。
イスファハンではこの宮殿より高い建物を建ててはいけないという決まりが
あるらしい。

面白いのは広場側から中に入ってすぐの部屋だ。
ガイドさんから話を聞いた夫からまた聞きしたところによれば・・・

王政時代、兵隊達は王様や奥様が通るとき、
その姿を見てはいけなかったし、黙っていなければならなかった。
つい見てしまったり、しゃべってしまったりすると、
目ん玉くりぬかれちゃうとか、大変なことになってしまうのだ。

だから、高貴な方々がお通りになるとき、その部屋を警備している兵隊達は
部屋の4隅に身体を向けていなければならなかった。
つまり、部屋に背を向けて角を見つめているわけである。

そんな大名行列があるときは、彼らがそこを通る100メートル前くらいから
予告が来て、予告がきたら早速角を見つめることになりとても不便だった。
通過予告から、通過完了まで、ずっと背を向けていなければならない。
不便だ。
文句のひとつも言いたくなるってもんだ。

そこで偉大な建築家であるイスファハニーさんは考えた。
こっそり話ができるようにしようと。

どうしても話がしたい、文句が言いたい。
そんな時は自分が見つめている壁の角に向かって話す。
そうすると、はすかいの角っこでおんなじように角を見つめている人に
声が届く。
部屋には4隅あるわけだが、はすかい同士で話ができるのだ。

すごいぞイスファハニーさん!
一体どういう構造になってるの?
実際に話をしてみた。はすかいの角にいる夫の声が聞こえる。
こそこそしゃべっているので、ささやき声だ。
こんな壁は見たことない。

また、バルコニーには池の名残があるが、そこには噴水があったという。
そんな昔に、そんな高いところにどうやって噴水を作ったのだろう。

そこを訪れる客にはこう説明した。
あの山(相当遠い)から水を引いてくる仕組みになっています。
あんな遠くから!?すごい仕組みだ。
と、訪れる客はシャー・アッバースの力の偉大さに驚いたことだろう。

でも実は違った。家来が人力で水を運んでたという。
大勢の人の力で、権力というものは保たれるのだなァ。
そんな風に思う。

宮殿のバルコニーでマスジェデ・シェイフ・ロトフォッラーを背にして
E:\写真\デジカメ\2008_0703\DSCF0530.jpg

宮殿にある壁画
E:\写真\デジカメ\2008_0703\DSCF0531.jpg

エマーム広場よりマスジェデエマームを望む
E:\写真\デジカメ\2008_0703\DSCF0528.jpg
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ペルシャ探訪2008~イスファハン(3)~ [Salam]

次に向かったのは同じくエマーム広場に隣接するモスク
「マスジェデ・シェイフ・ロトフォッラー」だ。

モスクには通常、礼拝が始まることを知らせるための呼びかけ(アザーン)
をするための塔が対で立っている。
その塔をメナーレという。
しかし、ここは王様専用のモスクだったので、メナーレがない。
専用モスクだもの、わざわざ呼びかける必要ないからね。

このモスクの向かい側に宮殿があって、王様はそこに
何人もの奥さんと一緒に住んでたんだけど、
奥さんがお祈りするためにモスク行くときに、広場を通ると
いろんな人に自分の奥さん見られちゃう、それはダメだということで
向かいの宮殿からモスクまで地下に通路を掘ってあるんだって。

中に入るときも、明るい屋外から暗いモスクの中に入って
クラクラしないように、
徐々に目を慣らしていくよう、通路もうまく配置されているのだ。
王様専用のモスクだけあって、細かい心配りである。

ドームの天井はこちらもまた美しい。
天井はある一点から写真を撮り、それを反対にすると
孔雀に見える。

天井
E:\写真\デジカメ\2008_0703\DSCF0517.jpg

反対にしたらこんな感じ(ガイドさん撮影)
E:\写真\デジカメ\2008_0703\DSCF0517_2.jpg

内部は荘厳に輝いていた。
E:\写真\デジカメ\2008_0623\ir02.JPG
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ペルシャ探訪2008~イスファハン(2)~ [Salam]

迎えに来たワゴン車に乗り込み、エマーム広場を目指す。
付いてくれたガイドさんはペルシャ語・英語・ドイツ語でのガイドが可能らしい。
私は残念ながらどれもダメなので、夫から通訳を受けるしかない。
英語くらいせめて聞き取れれば、旅行はもっと楽しくなるね。

エマーム広場は510m×163mの長方形をした広場で、
その周りには見所が満載なのだ。
この大きさの広場は世界最大らしい。

E:\写真\デジカメ\2008_0703\DSCF0475.jpg

まず行ったのは「マスジェデ・エマーム」というモスクである。
「マスジェデ」というのはペルシャ語でモスクのことだ。
ちなみに「エマーム」というのはアラビア語で「指導者」のことらしい。

マスジェデ・エマームはおそらく、イスファハンに行った人が真っ先に
訪れる場所と思われる。入口の門の飾りが実に見事。

E:\写真\デジカメ\2008_0703\DSCF0485.jpg

E:\写真\デジカメ\2008_0703\DSCF0480.jpg

E:\写真\デジカメ\2008_0703\DSCF0486.jpg

E:\写真\デジカメ\2008_0703\DSCF0493.jpg

モスクのドームは2重構造になっていて、ちょうど真ん中の真下に
7つの石が埋まっている。
そこに立ち手をたたくと、やまびこのように7回音が反響して聞こえる。
周りが静かならば、ほんの小さな音でも反響して聞こえるのだ。
真ん中からずれると反響がしなくなるのがとても面白くて
何度も何度も手をたたいて音を確かめた。
言葉がわからなくてもこの建物がスゴイってことはよく分かる。

E:\写真\デジカメ\2008_0703\DSCF0507.jpg

モスク全体のタイル細工とか、地震で建物が倒れないための細工とか
どんな季節でも、影で正午がわかる日時計とか、
この建物を作った人は本当にスゴイぞ。
昔の偉人の知恵の結晶は、歴史となって今もこれからも
ここに建ち続けているんだな・・・と思う。

E:\写真\デジカメ\2008_0703\DSCF0503.jpg

※余談・・・
イランは1979年に起こったイラン革命により、政治自体がイスラム教に
基づいて行われるという体制となったわけです。
そのときに革命の指導者だったのが「ルーホッラー・ホメイニー」師で、
彼は「エマーム・ホメイニー」とも呼ばれています。
私は滞在中「地球の歩き方・イラン」を熟読し、行きもしない都市の
ことまで相当知ることになったわけですが、
イランの都市には結構な確率で

「エマーム通り」
「エマームホメイニー通り」
「エマーム広場」

などの地名があります。
エマームというのはわりと頻繁に見かけるワードなのです。
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ペルシャ探訪2008~イスファハン(1)~ [Salam]

イスファハンへは2泊3日で行った。

往路はメヘラバード空港より5:30発。
早っ。
復路はイスファハン空港より23:30発。
遅っ。
旅行会社の人いわく「有意義に時間が使える3日間」らしいが
極端すぎやしないか。
出発当日は眠くて仕方なかった。

テヘランからイスファハンまでは50分くらいで着く距離だ。
案外近い。

7時くらいにはもう着いてしまって、迎えのマイクロバスに乗る。
朝のイスファハンはとても涼しい。
当然のことではあるが、テヘランと違って美しい感じがする。

かつては首都として栄華を誇ったイスファハンは
「Esfahan nesf-e jahan(イスファハンは世界の半分)」とまでいわれるほど
美しく壮大な街だったのである。
初めて見るイスファハンは、比較的こじんまりとしており、
緑が多い美しい街という印象を受けた。
テヘランに比べると、ゆったり穏やかな時間が流れている、そんな感じ。

こんな朝から着いちゃってどうすんのよ、と思っていたら、
8:30にはチェックインできるという。
宿泊したのは「Abbasi Hotel」
歴史ある建物をリノベーションした、美しい中庭が特徴的な素敵なホテルで、
ここに宿泊できるとは心が躍る。

E:\写真\デジカメ\2008_0703\abassi\DSCF0538.jpg

E:\写真\デジカメ\2008_0703\DSCF0677.jpg

ツアーではスタンダードルームだったのだが、いいホテルに来てるのに
この部屋はないよな、という感じだったので、現地でアップグレードし、
中庭がのぞめる部屋に変えてもらった。
このホテルに泊まるからには、中庭が見える部屋にすべきだと
声を大にして言っときます。

部屋からの眺め
E:\写真\デジカメ\2008_0703\abassi\DSCF0542.jpg

そして9:00から市内観光に出かけた。
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