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ペルシャ探訪2008~世界遺産を見る~ [Salam]

今回のイラン行きは、1年半ぶりに夫の実家に行くことが
一番大きな目的だったのだけど、そのほかに

「知らなかったイランを知る」

という目的もあった。
なぜならば、過去2回のイラン訪問で私は、テヘラン以外の場所に
行ったことがなかったからである。

世界遺産が見たい。

世界遺産ってのは思った以上にいろんな場所に存在しているようだが、
イランには以下8つの世界遺産があるらしい。
(地球の歩き方ヨリ)

1.イスファハンのエマーム広場
2.チョガー・ザンビール
3.ペルセポリス
4.タフテ・ソレイマーン
5.パサルガダエ
6.バムとその文化的景観
7.ソルターニーイェ
8.ビーソトゥーン

正直、どこにあるのかもよく分からん場所もある。
この中から行きたいなーと思ったのがイスファハンとペルセポリスで、
一番行きたかったのがペルセポリスなの。

なので、

テヘラン→イスファハン→テヘラン(中2日休み)→シーラーズ→テヘラン
という予定を立てていた。
ペルセポリスはシーラーズから日帰りで訪れる。

イランの地理はよく分からないけど、
テヘラン→イスファハン→シーラーズ→テヘラン
みたいな行程にすれば無駄が省けるのにネ、なんて思ってたけど
よく分からないので黙っておいた。

結論から言うと、イスファハンの1日目夜に足を負傷(後に骨折と判明)するという
一番哀れなパターンになってしまったため、ペルセポリスには行けなかったのだけどね。
それどころかイスファハンすら半分しか見られなかったし(;´д` )

つっ次があるさ(´-ω-`)

「知らなかったイランを知る」という目的は満足に達せられなかったけど
すこしだけみたイスファハンは素敵でした。

続きはまた後日。

E:\写真\デジカメ\2008_0623\ir01.JPG
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ペルシャ探訪2008~猫~ [Salam]

夫の実家では猫を飼っている。

猫の名は「マルース」
オス1才。

1年前、夫がイランに戻った頃、ヨレヨレの状態で
夫のいとこに保護され、連れてこられたそうだ。

イランでは動物を飼うということが一般的でないのか、
ものすごい猫嫌い、という人が結構な確率で各家庭にいるらしい。
猫を見て飛び上がって悲鳴をあげた人を少なくとも3人見た。
そんな怖くねースよ。

E:\写真\デジカメ\2008_0623\DSCF0055.jpg

犬にいたっては、滞在中に1匹も見かけなかったわ。
動物病院はあるみたいだけど・・・。

きっと猫嫌いの人は、犬を見ても飛び上がって騒ぐんだろうな。

ペット産業はほとんど発展していないので、キャットフードなんてものは無い。
マルースは毎日鶏のレバー(生)を食べてました。
あたしに対しては最後までかみつき&猫キックをやめなかったマルちゃん。
好かれていたのだろうか・・・・

E:\写真\デジカメ\2008_0623\DSCF0078.jpg

マルちゃんは今頃何しているだろうな。
それを考えるとすこし切なくなるのだった。

E:\写真\デジカメ\2008_0623\DSCF0766.jpg

E:\写真\デジカメ\2008_0623\DSCF0768.jpg

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ペルシャ語で猫を「ゴルベ」という。
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ペルシャ探訪2008~日々の生活~ [Salam]

日本人の感覚からすると、イランの物価は非常に安い。
ただ、賃金レベルもそれ相応のものであるということなので、
現地の人々はそれ相応の暮らしをしている。

イランはアメリカと仲が悪いので、外から買えないものがたくさんある。
たとえば飛行機なんかは中古しか買えない。
今回の旅行でも、読書灯が点いたり点かなかったり、
はたまたぴかぴか点灯したり、
イヤホンから音が聴こえてこなかったりと、随所に機体の古さが感じられた。
パイロットの腕前は一流だし、機内食もおいしいのだが。

普段の生活でも、食糧は自給率がなんと90%を越えている。
日本の自給率の低さから比べたら素晴らしいことだと思う。
米からバナナまで作れるのだ、イランという国は。

E:\写真\デジカメ\2008_0623\DSCF0029.jpg

今の時期、八百屋にはさまざまな果物が並ぶ。
チェリー、もも、すもも、見た目は梅だけど甘い果物、メロン、ブドウなどなど。
驚いたことに、スイカ専門店まであった。
その店にはスイカがびっしり並べられているのである。
スイカはペルシャ語で「ヘンデワネ」という。
わたしがそれを「変だわね」と覚えたのは言うまでもない。

E:\写真\デジカメ\2008_0623\DSCF0025.jpg

イランの漬物は「トルシー」といって、酢漬けのものである。
トルシー屋では試食もできる。
どれも酸っぱいよ。

E:\写真\デジカメ\2008_0623\DSCF0402.jpg
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ペルシャ探訪2008~電気不足~ [Salam]

ここ毎日の暑さのせいか、毎日停電がある。

夫は「停電は政府の策略だ」という。
なんでも、アメリカの偵察衛星にイランの重要な施設が
映らないようにわざと電気を消してるというのである。

それはちょっと誇大妄想じゃないかと思うのだが・・・

しかし、とにかくわたしがイランに行ってからというもの、
毎日とは言わないまでも、かなりの確率で停電があった。
テレビでも頻繁に「電気を大切にネ!」みたいなCMをやっていたので
電気が足りないのは確かなのだろう。

「節約、それは我々がやっていないこと」
なかなか秀逸なキャッチコピーだ。

しかしあの停電、今電力の供給量がオーバーしたからやむなく、というより
わざと停電にしているとしか思えない。
1日2回以上はまずないし、
コッチの地区では停電だけどアッチの地区は停電じゃないんだもん。
ならば事前にその旨を連絡してくれればいいのだが、そんなことはしない。
それがイラン。

やっぱり政府の策略なのか???
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ペルシャ探訪2008~暑い国~ [Salam]

約1年半ぶりにイランを訪問。
前回は2007年1月、冬の真っ只中に行ったんだっけ。

6月のイランはどんな気候なんだろう。
知人の話では、「雨も少なく過ごしやすい」ってカンジだったけど。

イランの正月は3月の春分の日だ。
イラン暦はそこから年がスタートなので、西暦と思いっきりずれている。
西暦の6月はイラン暦では3月~4月くらいらしい。
正直ワケがわからない。

そのせいで夫との会話もズレまくりだ。
今回イスファハンとシーラーズに行く予定にしていたのだが
3月24日出発、とかいわれても、日本に帰る前ならいいよ・・・みたいなカンジ。
ちなみに、3月24日は西暦6月12日のことかと思われる・・・
けどいまだに自信ないのだった(´-ω-`)
終わったことだからどうでもいいことではあるが・・・

でもって、イランには四季がある。
ちゃんと春夏秋冬がある。
一年中夏ばっかりではないのだ。
大陸だし、砂漠もあるので気温差は激しく、乾燥しており
梅雨はない。

イランの3月~4月はどうやら初夏~夏に相当するようで、
ぶっちゃけ、暑かった・・・
昼間は35度以上はあったと思う。
それが夜になると25度くらいまで下がる。
1日の気温差は激しいのだ。

確かに湿気がないので、日中でも日陰に入れば過ごしやすい
といえるかもしれない。
しかしながら、もうひとつの大いなる障害が暑さを増幅する。

イランで女性に義務付けられているもの、
それはマントとスカーフの着用。悲しき義務である。

E:\写真\デジカメ\2008_0623\DSCF0036.jpg

バスタニーザフラニー(サフラン入りアイス)を食べてるところ。


かぶってるものはマグナエといって、頭から胸までをすっぽり覆うことができる。
なれないスカーフはすぐにずり落ちてくる(ような気がする)けども、
マグナエならそんなことはない。が、暑い。
夏は始まったばかりなので、イランの女性達の苦労はまだまだ続く。
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IR800 [Salam]

今日イランから帰ってきました。
イランは激暑でした。
やっぱりあそこは砂漠の国。

E:\写真\デジカメ\2008_0623\ir02.JPG

トルコはユーロじゃないような気がするけど
イランもアジアじゃないような気がするね。
どっちも中東っていうジャンルに入れたらいいんじゃないかな。

昨日は2時間しか寝てないのに眠れる気配ナシ。
共に帰国した夫は既に爆沈状態なのに置いてかれた気分よ。


あたしも早く寝よ。。。。。
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イランに行ってきます [Salam]

来月3週間ほどイランに行くことになった。

前回の訪問は2007年1月だったので、約1年半ぶりです。

イランに行くのは3回目で、前々回は初めてだったし
義父母や夫の親戚などに会う緊張があった。
前回は義父が亡くなったという状況の中の訪問だったので
遊び的な気持ちはほとんどなかった。

今回は、自分自身仕事を辞め、自由な身となったわけで、
3週間って短くない?と思うほどなのであるが。

早速イラン航空に電話をすると、1年OPENで約13万だ。
予約したのはもう1週間くらい前だが、今日イラン航空予約課から
電話がかかってきて、「何!?」と思ったら、
キャンペーン料金が出たので、念のために連絡しました、という
妙に親切な内容だった。

そのキャンペーン料金とは、45日FIXで帰りの飛行機の曜日が
決まっていて(とはいえ帰国便は日水しかないんだけど)
帰国便の予約を確定させることが条件で、約2万安いらしい。

2万は大きいなあ。
でもなあ。
明らかに45日以内には帰国するのだが、夫から
「OPENにしといて」と指示があったから、残念だけどお断りした。

どうやら飛行機は空いてると見た( ̄ー ̄)ニヤリ

イラン航空の人と話す機会があったので聞いてみた。
燃油サーチャージはとらないのか、と・・・

イラン航空には燃油サーチャージなどという小癪なものはないらしい。
今のところ。
理由はイラン航空の人も知らなかった。
まあ、自分とこでいっぱい石油取れる国なんだからなくて当然!!

それにしても、何でこんなに親切なんだろうね?ちょっと意外。

ところで、イランに行くとコートとスカーフを身に着けねばならない。
それが厄介だ。
初夏だし、暑いんだろうな・・・・
でもルールだから仕方ない。
どうせ着られるものは限られるので、あまりおしゃれなどを考えなくても良い。
ずぼらな人にお勧めだ。

前回はチャドルを着ました。

E:\写真\携帯\080520\ir02.JPG

E:\写真\携帯\080520\ir01.JPG

この本の内容はいまだに謎です。


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旅立ってった。 [Salam]

夫は旅立って行った。

飛行機で14時間もかかる国に。

私:ねぇ今回は何持ってくの?
夫:何も持ってかないよ。荷物はすごく少なくするから。
私:ふーん。

荷造りは私の仕事だ。
なぜだかパッキングは得意なのだ。
夫の用意したモノはなんだろう。

Tシャツ4 パジャマと甚平各1 パンツ3 靴下1
ショートパンツ2 チノパンらしきもの2 海パン1 靴2 (´-ω-`) 
ひげそり デジカメ おみやげのハンドタオル 曲がる鉛筆(?)
でっかいシステム手帳 等等・・・・

どこが?どこがすごく少ない?
少ないって言うのはさぁ、Tシャツ2靴下とパンツ各1 以上終了。くらいの人が
言っていいセリフだよ。
靴2の時点で荷物が少なくないことはわかった。コレをどうやって詰めるかが問題だ。

まあ、何とか詰めたらサザビーの旅行バッグがパンパンになった。
なんと、さっき洗濯した洋服まで入れるという。
乾くのか?それがまず問題だろ。
そしてコレを機内に持ち込むのはかなり迷惑である。
アタシ的にはサランラップを持っていって欲しかった。
とにかくね、アッチのサランラップは粗悪なわけですよ。
日本のサランラップのすばらしく高品質なこと。ママに是非使って欲しい。
と思ったけど荷物を機内に持ち込む時点で断念・・・・
サランラップには歯がついてるから難しいんだよね。

この荷物の中であたしの目がきらんと光ってしまったもの、それは海パン。
海パンをどこで使うというのだろう。
海パンってなんか、リゾート系の匂いがするじゃない。
ちょっと。ちょっとちょっと。

どうやらカスピ海で使うらしい(´-ω-`)
こんちきしょうめ。
キャビア買ってこーい!!!

そして翌日、「空港まで送ってもらうと寂しくなる」などと言って最寄り駅でバイバイして
なんとなくしんみり気分であたしは実家へ。
上野からスカイライナーに乗ったはずの夫よりTEL。
時間を思いっきり間違えて乗りはぐったということがその電話で判明。

大人なんだからしっかりして・・・・(´-ω-`)
しんみり気分もどっかに吹っ飛んでしまったよ。


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旅立ち前夜 [Salam]

夫がまたイランに行くことになった。
明日から。

前回12月に行き、帰国が4月。
それも「いったん帰ってきて!」と言わなければ、まだまだ
帰ってきていなかったと思われる。
だって、ようやく次のステップに進めるからこそ、今また行くんだもの。

相続関係の手続きが終わっていないのです。
なんてSlowlyなお国柄!!

わたしには、何が終わって何が終わっていないかも良くわからないのだけど。

ラッキーは今回は実家に預けません。
母子家庭の誕生。
普段は独りでお留守番をしてもらうのだけど。

お留守番をさせるにしても、一人と二人じゃ違うんだよね・・・
心配だけど・・・離れて暮らしたくない。

玄関の横に縦長の窓があって、
わたしたちはそこを「ラッキーの窓」と呼んでいる。
ラッキーはその窓から外を見るのが大好きで、1日の多くをそこで過ごしている。
たまに何か外を通りかかるとワンワン吠えて、近所迷惑だけど
でもそれがラッキーの一番好きなことで、ラッキーの大切な居場所。

きっと、夫がいなくなっても、ずっとその窓から外を見て待っているのだろう。
いつか帰ってくる大好きなパパのことを。

今日は2人と1匹でちょっと遠くまで自転車で。
自転車は素敵なレジャーです。

次またみんなでサイクリングできるのは、きっと秋になってからだね。
それまでは、週末は1人と1匹で自転車に乗って、遠くまで行こうね。


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ペルシャ探訪2007~食生活その3 [Salam]

イランの甘味事情について。
以前友人に、「イランのケーキは甘いよ!」と言われたことがあった。
彼女はイランに3年弱住んだことがあり、イランで子供も産んだ人だ。
それを聞いて、イランのケーキに対して勝手に生まれた印象は、

・大味
・とにかく甘い。以上。みたいな?
・毒々しい

なんかネガな感じのことばかり。
ゆえにイランのケーキには全く興味なかった。
しかし、イランのケーキは実際どうなのか。
本当にまずいのか、実はうまいのか。
知りたい。

結論から言うと、美味しい。
イランのケーキ屋には、日本との違いがたくさんあった。

フランス菓子のような芸術的で繊細な作品、といった趣ではない。
見た目はちょっと違うけど、結局ここにあるケーキは3種類だよね、という
ようなことも確かにあった。
しかし、クリームはとてもフレッシュで、わたしにとっては甘すぎず、
大きさもちょうどよい。
とりあえず生クリームが食べたいので、もーそれはウハウハでした。

ケーキ屋のショーケースはこんな感じで

このケーキ屋は普通のケーキ屋と違う高級感のようなものがあったので
あまり比較にならないかもだけど、

シュークリームの中身はこんな感じで

実際に食べるとどうかはともかく、こんな見目麗しいケーキもあり、

普通のシュークリームの5倍くらいの大きさのこんなのもあり、

街のケーキ屋で買うとこんな感じ。

ケーキを買う基準は重さだ。
その箱に入ったケーキの重さで値段が決まるので、ケーキ屋にも
量りがある。
夫によれば、クリームを使ったケーキは全部同じ値段なので、
どの種類を入れてもすべて値段が同じだと。
そういうやり方もあるかと感心。

訪問客が多く、キロ買いしてもすぐにはけてしまう。
ならではですね。
今回、わたしは何回イランでケーキを食べたことでしょう。
そのせいでむしろ太って帰ってきたのでは?と思うほどなのであった。


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